令和6年度巡回指導における指摘項目(否)ワースト10
- 重要
令和6年度の巡回指導の結果を集計し「指摘項目(否)ワースト10」が下表の通りまとまりました。貨物運送事業者様におかれましては、法令を遵守し適正な事業を行うための参考として活用してください。
【改善指導項目:ワースト10】 ※「特定運転者」とは、初任者・高齢者・事故惹起者のことです
順位 | 指 摘 項 目 | 指導件数 | (否)割合 | R5年度順位 |
1 | 特定運転者(※)への特別指導 | 295 | 43.8% | 1- |
2 | 特定運転者(※)への適性診断 | 176 | 26.1% | 4↗ |
3 | 定期点検の実施・記録保存 | 246 | 25.8% | 5↗ |
4 | 健康診断の実施 | 235 | 24.6% | 3↘ |
5 | 運行指示書の作成 | 22 | 22.0% | 2↘ |
6 | 整備管理者研修の受講 | 159 | 21.1% | 7↗ |
7 | 点呼の実施・記録保存 | 175 | 18.3% | 6↘ |
8 | 運行管理者講習の受講 | 140 | 17.6% | 8- |
9 | 乗務員への指導監督 | 154 | 16.2% | 9- |
10 | 事業報告・実績報告の提出 | 92 | 14.6% | 10- |
【令和6年度 ワースト5の主な傾向】
1位:「初任運転者の事故歴把握」の否割合が高く、例年ワースト1位となっています。
2位:「初任診断・適齢診断の未実施」が否割合の大部分を占めています。
3位:「点検記録簿の一部保存なし」の否割合が多く、全車両分の記録簿のコピー(3か月3枚12か月1枚)を保存するようにしてください。
4位:「定期健診(年1回)の一部未受診」「深夜従事者(6カ月毎に1回)の未受診」の否割合が多く見受けられます。
5位:2泊3日以上の運行時に作成義務付けとなり、「指示書作成なし」が大部分を占めています。
※「特定運転者管理のポイント」冊子を作成しましたので活用ください。
※貨物運送事業者の皆様におかれましては、適正化事業を行うための参考資料として、巡回指導項目を網羅した「自主点検チェックシート」を活用いただき、各事業所でのコンプライアンス経営を推進してください。
巡回指導